まじめなる口上「耕書堂」再現・無料展示へようこそ
今回の「耕書堂」再現にあたり、日本橋で今も伝統と文化を受け継いでいる老舗さんの品々を、ふんだんに取り入れておりますので、ご紹介させていただきます。
◆ 伊場仙(いばせん)様 東京都中央区日本橋小舟町4番1号
日本橋で400年続く老舗扇子店。天正18年(1590年)、徳川家康・秀吉より関東八州を与えられ、三河岡崎から江戸へ移り、江戸の町づくりに着手。江戸城下町の構築の際に上流の川を埋めて水路に開削。伊場仙の初代・伊場屋勘左衛門の父親は、三河国岡崎で松平家の治水・土木工事の職人をしていた。徳川家康とともに遠州伊場村(現在の浜松市伊場町)に赴き、初代 伊場屋勘左衛門(いばやかんざえもん)が誕生。正確な創業年が不明なために初代の 生年を以って創業年とする。江戸団扇と扇子を扱う江戸幕府御用達の版元団扇商として江戸城に出入りするようになり、人気浮世絵師の初代歌川豊国を筆頭に、天才絵師の歌川国芳、江戸後期には、同時代の歌川広重らの版元になり、江戸中に「伊場屋」の名前を広めた。
◆ 小津和紙 様 東京都中央区日本橋本町3-6-2
創業から370周年を迎えた東京・日本橋の和紙のお店。小津和紙は、和紙の魅力と日本の伝統を伝える文化拠点。手漉き和紙および和紙関連小物を販売する「店舗」、古文書類などを展示する「小津史料館」、多種多様な和紙文化・日本文化と楽しく触れ合う場を提供する「小津文化教室」および「小津ギャラリー」、気軽に和紙に触れ親しみを持ち知っていただく「小津和紙照覧」、手漉き和紙の製作を体験していただく「手漉き和紙体験工房」で構成されています。(当館で展示中の浮世絵は、すべて小津和紙様の和紙を使用しております)
◆ 江戸屋 様 東京都中央区日本橋大伝馬町2番16号
創業300年の大老舗・江戸屋。七代将軍家継の時代、初代利兵衛が将軍家お抱えの「刷毛師」に任じられ、その後、享保三年に将軍家より「江戸屋」の屋号を与えられて江戸刷毛の専門店として開業。ブラシを手掛けるようになったのは明治からで、以後、刷毛とブラシにかけては他の追随を許さないクオリティを今でも保ち続け、職人のわざと入魂の最高級品を提供している。(当館にて、江戸屋様の木版画用ブラシを展示しております)
◆ 岩井つづら屋 様 東京都中央区日本橋人形町2-10-1
創業は「正確にはよくわからないんです」というほど古く、おおまかに文久の頃(1860年頃)。かつて呉服の街として栄えた日本橋の地には、つづら店が数多く立ち並んでいたが、今や東京で唯一つづらを作り続けている専門店に。(当館では、そんな由緒正しき老舗にお願いして、蔦屋重三郎の家紋が入った小型つづらを作っていただき、展示しております)
◆ 戸田屋商店 様 東京都中央区日本橋堀留町2丁目1番11号
東京日本橋で創業150年、ゆかたと手ぬぐいの製造を手掛ける梨園染・戸田屋商店。戸田屋商店の手ぬぐいは、デザイン、色などすべてがオリジナル。伝統を継承しながらも、大胆で斬新な意匠、色など温故知新の心を大切にしています。(このたび当館では、戸田屋商店様に「耕書堂」の暖簾を注染染めで制作していただきました)
蔦屋重三郎「耕書堂」再現展示企画(無料公開)
◆ 期間:2025年1月6日 〜 2025年12月25日まで
◆ 場所:東京都中央区日本橋堀留町2-3-8田源ビル
イチマス田源きものクリニック&呉服問屋ミュージアム
中央区まちかど展示館内
◆ 時間:10:00〜17:30
基本、毎日営業中ですが、年末年始と、たまに台風やビルのメンテナンスなどで臨時休業がありますので、ご注意ください(臨時休業はインスタグラムでお知らせしております)
◆ 料金:無料
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